他のキーボードとどう違う? HHKB の特徴5つ

HHKB
高級キーボードの HHKB (Happy Hacking Keyboard)はどういう特徴があるのでしょうか。
今回は、その特徴を説明していきたいと思います。
HHKBと他のキーボードの比較などの判断材料としていただければ幸いです。

HHKBとは

HHKBとは、株式会社PFUより発売されている高級キーボードです。
いくつかモデルが展開されていますが、下記の記事をご参考にいただければと思います。

【HHKBの特徴①】静電容量無接点方式

最も大きな特徴が「静電容量無節点方式」ではないでしょうか。
電極が一定距離を近づくと回路が接続されて、キーが押下されていると認識します。
この方式であるが故に、心地よいタイピングを味わうことができます。
また、物理的に接点がないことから、耐久性が高いキーボードとなっています。
静電容量無節点方式のキーボードといえば、HHKBの他にも、REALFORCE、NiZなどが採用しています。
通常のキーボードよりは価格の高いキーボードが採用している方式です。

【HHKBの特徴②】非常にコンパクト

HHKBは非常にミニマルです。
幅30cm程度、奥行きが12cmと、かなりコンパクトに仕上がっています。
手元にあったiPhone8と並べて置いてみました。
ちょうどiPhone8が2個分くらいのサイズ感です。
重さも540gと、普段持ち運ぶにも苦ではありません。
500mlのペットボトルより少し重い程度ですね。
よく引き合いに出されるREALFORCEは1kgあり、HHKBと比べるとかなりずっしりしています。
私自身も職場やカフェなどに持ち運んで使用しています。
しかしミニマル故に、存在しないキーが多数あります。

存在しないキー① テンキー

キーボードによってはエンターキーより右側にあるテンキーですが、HHKBでは全てのモデルで存在しません。
かなり場所を取るキーなので、ないことによってよりコンパクトになっています。
本当に必要な人はテンキーだけ別で用意するといいかもしれません。

存在しないキー② F1〜F12キー

通常のキーボードではほとんどついているF1〜F12キーが存在しません。
1番上の列は数字キーとなっています。
使用したいときは「Fn」キーと数字キーを同時に押す必要があります。
そもそもF1~F12はそこまで使うキーではないので、(私は)そこまで困りません。
それ以外にもDel、Home、Endなども独立したキーでは存在せず、Fnキーと所定のキーを同時押しする必要があります。
このようにFnキーと同時押しすることで押せるようなキーは、側面部分に印字がされています。

存在しないキー③ 矢印キー(英語配列のみ)

Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 英語配列/白
https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/detail_pd-kb800ws.html より
日本語配列には右下にありますが、英語配列だと矢印キーがありません
こちらもFnキーと組み合わせて押下する必要があり、なかなかクセが強いです。

【HHKBの特徴③】キー配置が合理的

通常のキーボードでは左下に配置されていることが多いControlキーですが、HHKBでは「A」キーの左側に配置されています。
ショートカットとして使用頻度が多いControlキーですが、左下に配置されているキーボードの場合、結構指を動かして押していないでしょうか?
「A」キーの横だと、左の薬指を少し動かすだけで押すことができます。
頻繁に使うキーだからこそ、押しやすい場所にあると非常に使い勝手が良いです。
初めは慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばこれでなきゃ、と思える配置です。
ただどうしても慣れない…と言う人は後続の特徴④を参考にしましょう。

【HHKBの特徴④】キーカスタマイズが可能

HHKBはかなり特殊なキー配列となっていますが、実はカスタマイズをすることで、自分に合ったキー配列にすることができます。
2種類の設定方法についてご紹介します。

DIPスイッチ

キーボードに付いている物理スイッチをON / OFFすることにより、決まったカスタマイズが可能になっています。
下の画像では、全てのスイッチがOFFになっている状態です。
ONOFF
SW1Win ModeMac Mode
SW2Control = 'Ctrl'
Left Fn = 'Fn'
Control = '英数'
Left Fn = 'Ctrl'
SW3BS = 'BS'BS = 'Del'
SW4↑ = '↑', ↓ = '↓'
← = '←', → = '→'
↑ = 'Shift', ↓ = '◇'
← = 'Del', → = 'Ctrl'
SW5Left ◇ = '◇'
Left Alt = 'Alt'
Left ◇ = 'Alt'
Left Alt = '◇'
SW6Power Saving EnabledPower Saving DIsabled

キーマップ変更ツール

HYBRID Type-S と HYBRID のモデルで使用できるキーマップ変更ツールが公式から配布されています。
ツールを使用することで、自分が使いやすいようにキーカスタマイズをすることが可能です。
下記リンクからダウンロード可能です。
https://happyhackingkb.com/jp/download/

【HHKBの特徴⑤】無線、有線での接続が可能

一部のモデル限定とはなりますが、無線接続と有線接続の両方が可能となっています。
 ※無線接続は、「Professional HYBRID Type-S」「Professional HYBRID」が対応しています。
モデルの違いについては、下記記事をご参照ください。
無線接続だと机の上がスッキリしますし、持ち運びも用意になるのが良いですね。
無線接続ではbluetoothを使用しますが、4台まで登録させることが可能です。
「Fn」+「Ctrl」+「1」〜「4」でデバイスを切り替えることができます。
私はMacbookとiPadを登録しているのですが、1台のHHKBで瞬時に接続を切り替えられるのは便利です。
無線接続時、タイピングと文字の反映の誤差はほとんど気にならないレベルです。
ゲームなどタイミングがシビアな場合はわかりません。

まとめ

今回はHHKBの特徴を5つ紹介いたしました。
他のキーボードとは異なる箇所、同じ箇所、色々とあると思います。
自分に合ったキーボード探しの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました